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タイは平和です
最近日本やタイ以外にいる知り合いの人から良く聞かれます。

「大変なことになっていますが、大丈夫ですか?」

もう全然大丈夫です。
非常事態宣言とか日本で報道されるともうタイがすごいことになってる様に思われるかもしれないけど、そんなことは全然ありません。
どこを歩いてもデモ隊と警官が衝突しているなんてこともありません。
政府系機関がある一部のエリアだけの話です。

まず、タイでは大きなデモを起こすとき、水増しする傾向があります。
日当と食事を出して参加者を募ります。

したがって、「1万人がデモ」と言われても、いったい本当に自分の断固たる意識で参加してるのは何人なのかわかったものではありません。


フィリピン在住の知り合いの日本人の方からもメールで心配して頂きました。

「フィリピンもデモとか多いですが、タイは今大丈夫ですか?」

もう全然大丈夫です。
フィリピンのピープルパワーは有名ですが、私が1つフィリピンとタイが決定的に違うなと思うのは、『王様』の存在です。

タイではクーデーターを起こすにも、デモで政府を覆すにも、最終的に王様の承認が必要です。

事前報告か、事後報告かはわかりませんが、

「王様、こんなことになりましたけど・・・」

とお伺いを立てて、王様に承認してもらう必要があります。
タイでは王様が公式にも、実質的にも100%の民衆の支持率を得ているので、王様が「否」と言われれば、100%失敗です。

王様は非民主的な手段をあまり好みません。
さらに暴力を使った政権奪取もあまり好みではありません。

従って、反政府側も、政府側も最終的に王様に認めてもらうことを想定して事を起こしているはずです。結果的に

「王様に認めてもらうためにあまり無茶なことはできない」

仕組みになっているのです。


ところで、newsclipのトップニュースで『タイ政府、進退問う国民投票

とありましたが、PADは反対しているようです。
タクシン系のサマック政権は地方で人気があるから、国民投票をされてしまうと、不利だと考えているそうです。

考えてみるとこれもおかしな話で、地方のタイ人であろうと、都心のタイ人であろうと同じタイ人であるはず。多数の民衆から支持されたのならそれをそのまま受け入れるのが民主主義の原則のはずです。

PADは選挙による民主主義を否定、エリート層による一種の「貴族政治」を提案している
、ととんでもないことが書いてありました。

これはこう言っているのと同じです。

「地方のタイ人は知識もなく、小金さえもらえばそれになびいてしまう衆愚どもに過ぎない。そんな衆愚に支持された政権は無効である。一部の優秀なエリートによって国が運営されるべきである。」

私は民主主義が100%正しいとは思っていません。
クーデターによる政府転覆があっさり認められてしまうタイですから、タイ人がそれで良いのなら外国人である私が口を出すこともありませんが、本当にそれで良いの?とちょっと聞いてみたいような気もなくはありません。

【タイ】タイのサマック政権は4日、緊急閣議を開き、反政府運動に関する国民投票を実施する方針を固めた。内閣留任、総辞職、下院解散総選挙などの選択肢を提示し、国民に判断を求める。8月下旬からバンコクの首相府を占拠している反政府団体「民主主義のための市民同盟(PAD)」についても、反政府運動を停止すべきかどうか、PADが提案する新政治システム(下院議席の7割が任命制、3割が公選制)を認めるかどうか、といった質問を投げる予定だ。

 ただ、タイ選挙委員会は特定の個人、グループに関する国民投票は憲法違反と指摘。プラソプスク上院議長は関連法の整備に時間がかかりすぎるとして国民投票以外の方策をとるべきという考えを示した。

 タクシン政権の後身であるサマック政権はばらまき政策で地方での支持率が高く、国民投票が実施されれば有利と見られる。一方、PADは選挙による民主主義を否定、エリート層による一種の「貴族政治」を提案しており、国民投票の結果を受け入れる可能性は低い。ただ、国民投票で世論の大勢がPADに反対となれば、政府にとって追い風となる見通しだ。




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